2009年3月31日火曜日

お伊勢参り



春休みなので家族で、母の念願のお伊勢参りに行ってきました。
石鏡のホテルで一泊。温泉と海の幸を堪能しました。



宿泊したホテルで鳶の餌付けをやっていました。
魚の切り身を空に投げ上げると急降下してダイビングキャッチします。
群がる鳶の迫力に子どもたちも大はしゃぎでした。



おかげ横町で食べ歩きと買い物、妻も大満足でした。



そして帰宅後、浦村で買った牡蠣を炭火で焼いて一杯!
大粒の牡蠣が約30個1500円、値段も味も最高でした。


2009年3月28日土曜日

初釣行



 待ちに待った今シーズン初釣行に行ってきました。



今回は新車(SUBARU OUTBACK)の試乗をかねて毎年恒例の山ちゃんの誕生日釣行でホームへ。



しかし、この寒波のおかげで厳しい釣行となりました。
とにかく寒く途中の峠では雪が舞い、溪は真冬に逆戻りしていました。
例年、この時期は水量が少なく水温が上がりやすい、上流がメインの釣り場になりますが、今シーズンは崩落のため上流部に入渓できません。仕方なく本流を釣りましたが、魚の活性は低く、なんとか反応はあるもののチビしか掛かりません。



山ちゃんも苦戦していました。



 そんな中、対岸の岩盤の際を#10の毛鉤を水面下に沈めて、ようやく掛けた25㎝のアマゴです。この時期、本流の大きい魚は産卵の影響から回復しきっておらず痩せています。この魚が秋には幅広の丸まると肥えた立派な魚になります。今シーズンも無事生き延びて産卵してほしいものです。

2009年3月20日金曜日

祝 師匠ブログ開設



 ついに師匠がブログを開設しました!
これからは、師匠の釣りや考えについて直接知ることができます。
ためになること間違いなし!必見です。

是非、アクセスして下さい。

2009年3月16日月曜日

鬼の釣り テンカラスクール


 師匠に直接鬼の釣りを教えてもらえるチャンスです!


出前テンカラスクール開催のお知らせ 

 

「鬼のテンカラ師」で知られる榊原正巳がテンカラスクールを出前し ます。 

 あなたの釣りたい川、お気に入りの湊に鬼をよんでみませんか? 

 

・テンカラを学びたいが初心者だ 

・独学で学んできたが、もっと釣れるようになりたい 

・魚が視えない 

・毛鉤の流し方が分からない 

 

そんな悩みを鬼のテンカラ師が丁寧に分かりやすく指導します。 

 

【スクール内容】 

・キャスティング(竿、ラインの種類は問わない) 

・釣り場ごとのテクニック主として中流、本流(数日かかる源流部は不可、 出張で行きやすい場所でヨロシク) 

・ポイントの見方・アプローチの方法 

・毛鉤の選定・巻き方指導 

・実釣指導 

 

【期間】 

20093月末~9月中旬 {}{}に限定 

 

【料金】 

1人8000円(傷害保険料含む)7人以上のグループに限る 

 2日連日の場合 15000円 

※ その川の入漁料は別途必要 

 

詳しくは連絡下さい (人数、宿泊施設など相談にのります) 

鬼組 榊原正巳事務局 09089581151 0537229127 

            mail: rk9k-mur@asahi-net.or.jp 

 

 

 

       鬼のテンカラ塾 開催 

 

    

講習開催日      516日(土曜)17日(日曜) 

        荒天の場合順延もしくは中止 

 

講習開催場所     石徹白川C/R区間本流 

 

講師         榊原正巳 

 

講習費        両日12000円(傷害保険料含む) 

           単日6000円 

★別に入漁券1日1000円が必要です 

★宿泊は12食7000円ぐらいの場所を 

考えています。宿泊費は別途です。   

 

募集人数       10 

  (人数に達しない場合開催できないこともあります) 

 

募集締め切り     59 

  

問合せ先  鬼組 榊原正巳事務局 09089581151 0537229127 

 

        mail: rk9k-mur@asahi-net.or.jp 

 

 

2009年3月15日日曜日

スタンダード


 テンカラサミットは当然、河川環境も含めこれからのテンカラを考えるということがテーマでした。(詳細は山ちゃんのブログ花立毛鈎工房をご覧ください。)二次会の席でも話題はどうしたらテンカラを普及できるのか、自分たちに何ができるのかということになりました。(酔っていたのでまともな会話になっていなかったと思いますが、木村さんを始め、皆さんごめんなさい。)あれから1ヶ月余、仕事に追われ、まだ解禁を果たしていませんが、仕事の合間に自分なりにあれこれ考えたことをまとめてみます。
 まずはテンカラがメジャーにならない理由についてです。道具立てがシンプルすぎて市場にならないから、イメージ的におじさん臭いから、いろいろあると思います。
 伝承的な職漁師の和式毛鉤釣り、その歴史は古いです。(詳しくは石垣先生のホームページテンカラ紹介を参照して頂きたい。)しかし、ゲームフィッシングとしてのテンカラの歴史はまだ浅く、各地に伝承的に伝わってきたものだけに、各名人による流派性が強く、まだスタンダードといえるものが確立されていません。これが、テンカラがメジャーになりきれない一番の理由ではないでしょうか。
 自分も鬼の釣り、榊原流テンカラを求道する者として例に漏れていませんが、師匠に心酔し、追い求めれば求めるほど一門としての敷居が高くなってしまいます。多分どの一門でも同じことがいえると思います。自分のやっている釣りが一番、そう思うのは当然です。結果、初心者に「どの釣りが正しいの、どれが基本なの」と言う疑問を持たせ「テンカラって難しそう」と思わせてしまうのではないでしょうか。下手をすると、普及したいと思っているのに自分たちの行動の結果、逆の状態を作り出しているのではないか、そんな不安が・・・・・。

 主流があって亜流がある。支流が集まって本流を作る。テンカラもそうであるべきです。「スタンダードテンカラ」あると思います!(石垣先生はきっと主流を作ろうと尽力されているのだと思います。)
 アプローチもキャスティングも理にかなったものがあります。フライの世界ではかなり科学的に研究されていて理にかなったものが知られています。これがスタンダードです。テンカラも竿を使って糸と毛鉤を飛ばす以上、物理的に理にかなったキャスティング方法があります。奇抜なホームや道具は必要ありません。伝承というのは厄介なもので、確かに長年培われ理にかなったものもありますが、「昔はこれしかなかったから」に気がつかず、未だに頑に守り続けているものもあります。

 自分は鬼の釣りにスタンダードがあると思います。師匠が取り上げられる時にはその神業的な技術から、カリスマ性が全面に押し出されがちですが、師匠は自分の釣りを極めると同時にスタンダードも作り上げています。師匠の釣りは伝承を受け継いだものではありません。そして、理にかなった無理のない自然体が基本です。川に入ってから魚を掛け、取り込むまで無駄な動きがありません。誰もがまねのできないものではなく、誰もがお手本とすべき姿がそこにあります。

 フライの雑誌「Fly Fisher」4月号(釣り人社)にパタゴニアの創始者イヴォン・シュイナード氏の「Simple Gifts」という記事が載っていました。氏はフライマンですが最近はテンカラをやっているそうです。(昨年、師匠がアメリカ釣行に行った時に同行し親交を深めたそうです。)イヴォン氏は禅に傾倒し、現代の物に溢れた社会、あまりに進化し多様化し道具に頼りすぎるフライフィッシングに警笛を鳴らしています。「なにごとにつけ、熟達の域をめざすなら、シンプルさを求めることだ。複雑なテクノロジーを、知識や努力、スキルで置き換えることである。」「〜スポーツの目的とは、精神的、肉体的に成長することである。もしあなたがプロセスにおいて妥協をすれば、変わることもできないだろう。」氏はそう言っています。そんなイヴォン氏がテンカラをやっています。嬉しいことす。そして、期待が持てます。
 今の日本、市場主義世界の中でこの考えがどれだけ受け入れられるか。エコロジーが叫ばれて久しく、現在は世界的な不況の真っただ中。もうそろそろこのミニマルな考え方が普及してもいいのではないでしょうか。

 テンカラのスタンダードを確立すること、そしてそのシンプルさが受け入れられること、それがテンカラのメジャー化につながるのだと思います。