2009年9月28日月曜日

納竿

         29cmの雄アマゴ

 仕事でホームでの納干会に参加できませんでした。そして,今日は代休,一人で納竿をしてきました。当然,朝間詰めからホームに行きたかったのですが,持ち帰った仕事が終わらず,家を出たのは12時半,入渓できたのは3時を回っていたと思います。平日で誰もいないかと思ったったら,2台の車とすれ違い,いつもの入渓点に着くと,なんとすでに1台の車が・・・。溪を見るとテンカラ師が一人竿を振っています。下流を見るともう一人。いつもの行程を諦め,上流へ移動。

 水は渇水で,さんざん人に攻められていて厳しい状況です。しかし,いい時合いなので期待を持って,いざ!・・・・・・。
 
 前回の反省を基に,丁寧につり上がりますが,反応はあるものの,なかなか鉤にのりません。一つ目のポイントで敗北,次のポイントへ。
 ここは,去年32cmを掛けた所。丁寧に,一つ一つ筋を流しますが,チビのアタリがあるだけで,大物は出ません。手前を流しきって,後は奥に毛鉤を入れて,引いてくるのみ。一投目,ペアリング中だったのか,いいサイズのアマゴが2匹,毛鉤の後を付いてきますが,喰いません。諦め気分で二投目,今度は,先程のと同じくらいのアマゴが1匹,ゆっくり後を付いてきて,パクリと何のためらいもなく毛鉤を喰いました。計測してみると29cm。

うっすら,婚姻色が出ています

 泣き尺アマゴに,嬉しさ反面,何となく物足りなさを感じました。それは,型の問題ではなく,釣り方の問題です。自分の腕が上がった訳でもなく,たまたま,運良く釣れただけ,そんな気がしました。そして,後から気付いたのですが,yo-zoさん命名のアルカイダルート,これが自分にとって釣れても釣れなくても最適なコースだったのです。
 ここ数年,ホームではこのルートばかり釣っています。釣行回数が少ない中で,毎回,同じルートを釣る。飽きてしまいそうですが,さにあらず。毎回新しい発見があります。同じルート,同じポイントだから,自分の変化がよく分かるのです。しかも,このルートは,ポイントのフルコースです。瀬あり,淵あり,ピンスポットあり。浮かす,沈める,誘う自分の持っている技術,知識全てを試すことができます。また,同じだからこそ,天候や川の状況などのデータがとりやすいので,少しずつですが,その蓄積を基に,偶然ではなく,“こうすれば釣れる”という確実なものになっていく気がします。往復6時間,釣りをするのは,2〜3時間それでも十分,満たされる,そんな釣りができるのです。
 今回は,ルートの全行程を釣ることができなかったことと,“こんなんで,釣れちゃうんだ”というあまりにも,簡単に釣れ過ぎたのが喜びを薄くさせている原因です。

初の水中写真


 まあ,なんだかんだ言っても釣れないより,釣れた方がまし。今回は,新しいデジカメの試写もかねていたのでこれで良し。

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2009年9月26日土曜日

グリップ


左が今までのグリップ(サムオントップ),右が師匠のグリップ


 先日,石徹白の鬼塾でのこと,夜の勉強会の時に師匠にグリップを指摘をされました。
 今まで,真っ直ぐ振るためにサムオントップで振っていました。これは,兄弟子のF原さんに教えてもらったもので,初心者にありがちな手首の回転を防ぐために,このグリップを覚えました。ある程度,振れるようになったとき,F原さんに,「ピンポイントを攻めるなら,インデックスに変えた方がいい。」と言われました。しかし,インッデックスでなくても,自分の思うところにキャスティングできたことと,5mの竿を振ることが多かったために,力の入りやすいサムオントップで通してきました。師匠のグリップと違うのは分かっていましたが,下手クソな自分では軸がぶれてしまうような気がしていたのです。
 しかし,改めて師匠に指摘され,教えて頂くと,(サムオントップでもインデックスでもなく)なるほどこのグリップの方が安定することがよくわかりました。人差し指と親指の付け根のVの字と,肘の中心に竿の軸をあわせ,人差し指と親指で竿を押します。
 このV字に,竿の軸を持ってくるのは,フライのVグリップと同じだと思うのですが。それにインデックスの利点である支点と作用点の長さを確保することで,安定感が増しています。最近のフライ雑誌の中では,Vグリップが最も人体の構造上,無理なく真っ直ぐ竿を振ることができ,フルラインキャストのような,肩から腕を動かすキャストでも軸がぶれない,最善のグリップと紹介されていました。
 恐るべし,鬼の釣り。師匠は独自に,このグリップのシステムを身に着けていたのです。しかも,テンカラのような長竿で,あらゆる角度から自在に正確に,キャスティングするのに最も適した形で。


 当然,石徹白の2日目はこのグリップで釣りました。今までよりも,安定してピンポイントにキャスティングできたのは,言うまでもありません。



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2009年9月23日水曜日

PENTAX OptioW80

PENTAX 防水デジタルカメラ OPTIO (オプティオ) W80
ついに買いました。憧れの防水カメラ。
アマゴンスキーさんや佐藤さん(SS'TS フィールドスケッチ)に意見を聞いたり,ネットで情報収集したりと,迷うこと半年,気付けばシーズン終わり間際,石徹白に間に合わせたかったのですが・・・。
このカメラの活躍は来シーズンかな。

鬼塾in石徹白


 毎回,参加しようと思いながら,なかなか参加できずにいた鬼塾にやっと参加してきました。
今回で2回目の参加の自分には,初めてお会いする塾生の方ばかりでした。ビックリしたのは富山や東京から来ている方がいたことです。今後も全国的に広がっていってほしいですね。
 さて,自分は初日の午後から参加で,師匠から塾生の方の指導を仰せつかりました。自分がご一緒したTさんはフライの経験者で,何度か鬼塾を受講しているそうです。流石にキャスティングも上手で,2,3気付いたことをアドバイスすると,みごと,小さいながらアマゴを掛けることができました。これで一安心,なんとか務めを果たしました。(後は師匠とyo-zoさんのブログをご覧ください。)

 2日目は自分の釣りに集中。久しぶりに小規模の川で丁寧に,しかも長時間集中して釣りをしました。丁寧にピンポイントを狙っての釣り,イブニングライズの釣り,いい勉強になりました。