2010年6月12日土曜日

痛恨のばらし



 昨日は,3日間の出張の代休なのでホームに行ってきました。何時ものごとく,ゆっくり家を出て,お昼頃にホームに到着,本流下流部で,夕間詰めまで時間つぶしをしました。ようやく脱渓ポイント直前でこの1匹を掛けました。やはりこの区間は魚は薄く,この魚を含め3つしか見ることができませんでした。


本流の魚らしい,朱点の薄いきれいな個体26cm


 今日はなんだか行けそうな気がする〜♫
PM3:00を回ったので急いで何時ものルートへ。
風はあるものの水は低くいい感じです。入渓後,3つ目のポイントで25cm,その後20〜23cmの魚を立て続けに掛け,いよいよ期待は膨らみます。




石裏の鏡で掛けた25cmのアマゴ 少し痩せ気味






 対岸の岩盤にできた小さなポイントに毛鉤を入れ,打ち返そうと思った瞬間ズズ〜ンと重い当たりが!満月にしなる竿を操作しながら,流心を横切り手前のたるみに魚を誘導します。でかい!やった!裕に尺を超えています。慎重に魚を引き寄せます。なおも暴れる魚は手前に寄り切らず,一つ下の落ち込みに。これ以上下るとガンガンの瀬が続きます。なんとかそこで食い止めて,糸をたぐり寄せ魚を引き上げた瞬間,バタバタと暴れだしあっという間に毛鉤を外し流れの中に消えて行きました。立派な雄のアマゴでした。何ともしがたい気持ちで頭が混乱しました。なんで最後まで竿で引き上げなかったのか,なんで上のたるみで取り込まなかったのか・・・。後悔は後を尽きません。




 きっとまだ行ける。そう自分に言い聞かせながらさらに上流へ。その後も,ここぞというポイントでは20cm前後の魚を掛け続け,あっという間につ抜けになりました。何時もの大岩のポイントに期待を掛けます。前回も居た25cmくらいのアマゴが毛鉤を追いますが,やはり寸でのところで見切り,喰いません。しばらく,チャレンジしましたが,諦めて下流の大岩の横に毛鉤を落とし,流心に向かって引き始めた瞬間ガツンと重たいアタリがありました。いいサイズですが,先程ばらしたアマゴとは比べ物になりません。計測してみると28cm。痩せて,錆の残ったような雌アマゴでした。





 まだ諦めることはできません。さらに上流へ急ぎます。


 なおも,アマゴは掛かるものの25cmに満たない小物ばかりです。一投,一投集中してポイントからポイントへと足を速めます。


 結局その後,尺物を釣ることはできませんでした。辺りが暗くなってきて最後にこの魚を掛け終了しました。


背びれの欠けた25cmの元気のいいアマゴ


 悔しい思いはしましたが,今シーズン最高の釣行なのは言うまでもありません。ドライでは出ないものの,ほとんど思ったところで魚が出てくれたこと,そして掛け損ねよりも掛けた方の数が上回ったこと。久しぶりに良い思いをしました。


 ホームは,ようやく盛期を迎えた感じです。でもこの天候の影響でしょうか,去年産卵をしたような大きな個体がこの時期にまだ回復しきっていないこと,魚が全体的に痩せ気味な感じなのが少し気になります。早くいつもの筋肉質で幅広のアマゴが見たいものです。


 あのアマゴは肥えていたなぁ〜、あの尺物を取り込んでいれば・・・・・。出るのは溜め息ばかりです。







2010年6月7日月曜日

石徹白F.H

山ちゃんとムッシュさん,そしてカバちゃん。写真では見えませんが可愛いタスマニアの帽子がとても似合うカバちゃん

 今年の石徹白F.Hは土曜の夜,仕事を終えてからの参加です。ついた時には宴会も終わり,2次会?で師匠はもうおやすみでした。それでも,遅く到着した山ちゃんと自分を温かく迎えて,付合って下さった皆さん感謝です。Cocoさんのタイカレー本格的でとても美味しかったです。オガちゃんの宮崎地鶏の焼き鳥,また食べれてよかったです。(あんなに美味しい焼き鳥はそうないですよ。)美味しいつまみと久しぶりのF原さんと山ちゃんとのバカ話に酒も進み,みごと二日酔いに・・・・。

木村さんの写真教室のために被写体用の魚を釣る師匠とそれを撮影する木村さん

翌日,二日酔いが抜けきらず午前中をだらだら過ごし,山ちゃんと二人で人混みの石徹白を辞し,長良の支流へ移動しました。

テンカラ師に戻って竿を振る山ちゃん

 数年ぶりに訪れた溪は誰もおらず,貸し切り状態。ダムの建設中で川の状況の悪化が心配でしたが・・・。釣ってみると工事の影響か腕の問題か,いつもながら渋い釣果に終わりました。いいポイントでも全く反応がないことが多く,竿抜けなのか,時折魚が出るも,かなり渋く,毛鉤を喰わせきることができなかったり,瀬尻でようやく喰わせたものの,合わせが弱すぎて取り込みでばらしたりと,魚を出しても掛けれない,腕の悪さを実感した釣行になりました。それでも,久しぶりの(サーファーになってしまった)山ちゃんとの釣行と,石徹白の呑んだくれの夜は,仕事で疲れた自分をリフレッシュさせてくれるには十分でした。




型はいまいちだけどボウズになるところを救ってくれたアマゴ
まるまると太っていて実寸より大きく感じ,竿をよく曲げてくれました。