2018年9月25日火曜日

激流と腱鞘炎と秋の風






 9月最終週末は仕事で釣りに行けないため、24日に川へ行ってきました。川の水位をずっと見ていましたが、なかなか下がりません。それでも諦めきれずに本流域へ行きました。水は綺麗でしたが案の定、流れがきつく釣れるポイントが限られてしまいました。しかも、なぜか右手の前腕の筋が痛く思うようにキャスティングができません。特に何もしていないのですが腱鞘炎のようです。対岸のポイントを狙って5mの竿を振るたび右手に激痛が走りました。対岸はほぼ諦め手前の緩い流れを釣り上がることに。
 それでも途中、対岸に絶好ポイントがあり、どうしても釣りたくて毛針が届く位置まで流れに歩を進めましましたが、想像以上に流れが強く、耐えきることができずに水没してしまいました。もう少しで流されるところ、やっとの思いで岸に這い上がりました。濡れた体に秋の風が沁みます。
 
 楽な釣りがしたいのになぜか、右手の痛みをこらえ激流に翻弄されながら辛い釣りをしていました。本流の大アマゴを求めて。

 大岩の後ろにできた淵の反流転に毛針を漂わせていると流れに毛針が吸い込まれました。そのまま流れに任せているとググッと手元に大きな当たりが!尺上か!。しっかりと合わせを入れ慎重に魚を寄せて見ると、残念ながら25cmのアマゴでした。
25cmのわりには幅広く立派なアマゴでしたが・・・。



今シーズンの締めとなった25cmの幅広アマゴ。このサイズでもすっかり婚姻色が出ています。



 その後も大アマゴを求め夕間詰めまで釣り続けましたが、最後までその姿を見ることができませんでした。
 秋の日差しの中思う存分シーズンの終わりを楽しもうと思っていたのですが、どうもそうはいきませんでした。また来シーズンに期待します。





2018年9月19日水曜日

増水の谷

この日最初の1匹。25cm


 17日の敬老の日の釣行は、秋の長雨が続き川の水位が高く本流域は釣りにならず、少しでも釣りになる上流域へ行ってきました。
 9月の頭に本流域に入ったのですが、その時も水が高く遡行するのに苦労しました。以前は、多少増水していても強い濁りが入らない限り、平気で釣りをしていました。かえって人もおらず、ポイントも絞りやすく、好都合ぐらいに思っていました。人が渡れない所を渡り、人が届かない所を釣る。そんな釣りを好んでいました。しかし、前回の釣行で辛さを感じてしまいました。以前は立ち込むことのできた流れにも立てず、対岸の好ポイントを諦め、渡れた流れも渡れず、何度もフリークライムのような高巻きを強いられ、心身ともに疲労し釣りに集中できませんでした。一言で言うと「歳」です。大物が釣れてちょっとしたスリルと冒険を伴う釣りが楽しかったのですが、今は楽に釣りたい、そう思ってしまいました。残念ながら歳にはかないません。

 ということで、増水の本流は速攻諦め、いざ上流域へ。
 上流域も当然増水していましたが、本流域と比べればなんのその。ちょろいもんです。釣果の方は、尺を1本、28cm一つ、25cm前後が数匹、20cm以下の小さいのが数匹でした。

 大岩の間の水深のあるポイントで、毛針に反応した白っぽい魚影が、ゆっくりと浮き上がってきましたが、毛針を咥えずに流れの中に消えて行きました。はっきりとは見えませんでしたが、あのゆったりとした動きからしてきっと大物です。
 毎回、思うのが釣れなかった魚のことです。立ち位置、毛針を打つタイミング、流し方、何かが間違っているのです。
 今シーズン、尺を2本釣りましたが尺上が釣れません。尺でも十分大きいのですが、尺上と尺とではまるで別物です。贅沢な話ですが、物足りなさを感じます。

 また、明日からの雨でせっかく下がりかけた水位がまた上がってしまわないか心配ですが、今シーズン最後の釣行を本流で締めたいと思います。そして、尺上を・・・。


淵の巻き返し、流心の際から出た尺アマゴ。すっかり婚姻色が出ています。

上と同じ尺アマゴ。鼻曲がりでいかつい顔です。

最後にかけた28cmのアマゴ。淵の流れ込み、岩盤の際から出ました。

2018年8月11日土曜日

久しぶりの尺








 ここ数年、年に1、2度の釣行しかできませんでした。しかも年々川の状況が悪くなりなかなか釣れない状態が続いていました。 しかし、働き方改革で仕事をし過ぎてはいけないということで今年から休みが増えました。
 ということで今シーズンはこまめに色々な川に足を運んでいます。それでも毎回夕間詰めからの釣行ばかりで、しかも、釣果は思うようにならず悔しい思いを続けていました。毎回数匹は釣れるのですが、20cm前後の魚ばかりでした。ブランクもあるし、川の状況だけでなく腕も落ちているに違いありません。流れを見る目や流し方、誘い方、合わせ方、もう一度初心者に戻って、毎回、色々試しては引き出しを増やしてきました。そして、ようやくここ数回の釣行で25cmを超える魚が釣れるようになってきました。
 
 そして今回、久々に朝間詰めから夕間詰めまでぶっ通しで釣りをしてみました。
 結果は、25cm以下の魚は写真も撮らずリリースして、つ抜け。しかも、28cm1本と尺1本。たくさんの魚と出会うことができました。


 







幅広28cmの綺麗なアマゴ。瀬から出ました
瀬の中の水深のあるポイントでゆっくり素直に毛針をくわえてくれた尺アマゴ
 ルアーマン2人の先行者の後、ゆっくり時間をかけて釣り上がりました。釣れたのは瀬や瀬脇がほとんどで、淵などの大場所は反応がありませんでした。