2011年7月31日日曜日

ゲリラ豪雨釣行


 台風の影響がようやく治まった頃だろうと思い,ホームに行ってきました。


 途中の峠でものすごい雨に降られ,ドキドキしながら車を急がせました。
ホームの最下流のダムに流れ込んでいる水は濁流でしたが,中流部の釣り場付近は濁ってはいるものの,釣りにならないほどではありません。


 今にも降り出しそうな曇天の中,夕間詰めを待たずに河原に降り立ちました。
やはり,仕掛けを結んでいる最中にポツリ,ポツリ,雨が降り始めました。
水はまだ高く,普段なら難なく渡れる早瀬が立っているのもやっとの状態です。ようやく最初のポイントを釣り始めた頃には,土砂降りになっていました。ガンガンの流れと視界を遮る豪雨と格闘しながら,対岸の緩い流れを攻め続けましたが,反応するのはチビばかりで型の良い魚は姿を見せません。普段なら付いているはずの流れにもほとんど魚はおらず,ようやく出たとしても,一瞬反応するだけで毛鉤を喰いません。


 ゲリラ豪雨によって水嵩や濁りが増すこともなく,釣り続けることができました。しかし,普段,高巻きすることのない流れを何度も高巻きし,ずぶ濡れになりながら夕間詰めまで粘りましたが惨敗でした。




 今年も去年に引き続き,ホームの状況は良くなく,雨が降ると崩れたところから流れ込む濁りがいつまでもとれず,回復するのに時間がかかります。6月に降った大雨の後7月中頃にようやく回復し始め,18日に釣行した時には,水量も治まり水は澄んで,埋まっていたポイントも掘れ,久しぶりに良い状態のホームを見ることができました。魚は少ないもののポイントごとに魚が見られるようになっていました。(掛りが浅く,バラしましたが尺物も見ることができました。)魚の状態も心配でしたが,掛けた魚は体高もあり丸々と太っていたので一安心でした。
体高もあり丸々と太ったアマゴ

やはり今年もイワナが多く,この日の間詰めにアマゴのポイントでイワナを3つ掛けました
人も少ないのに・・・・


 結局,ホームは台風の影響から回復しておらず,ポイントが掘れて魚が落ち着くまでには,もう少し時間がかかりそうです。台風の影響と言うよりも去年の大雨の影響といった方が良いかもしれませんが・・・。

 去年から,濁りのとれない期間が長過ぎること,魚の数が減ったこと,イワナが増えたこと,一昨年までなら,好条件だった小さ濁りで魚が出ないこと,水面に魚が出ないことなど,今のホームの状況で自分が問題だと感じることです。

 これは,去年の大雨で川が荒れたことに大きな原因があるのではないでしょうか。明らかに川の回復力が落ちていると思うのです。長い目で見れば今までに何度も大きな洪水を繰り返し,その度に川が荒れ,また回復することを繰り返しているのでしょう。自然の営みは人間の近視眼的なものの見方では推し量ることができるはずもなく,この後,またそのサイクルを繰り返していくのか,このまま悪化して行くだけなのか分かりません。ただ,そこには今までのサイクルとは別に,人為的な要因が付加されていることは確かです。人工林の荒廃やダム,そして魚の乱獲,人間が付加したものは人間が取り除くべきなのでは・・・・。

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