2018年9月19日水曜日

増水の谷

この日最初の1匹。25cm


 17日の敬老の日の釣行は、秋の長雨が続き川の水位が高く本流域は釣りにならず、少しでも釣りになる上流域へ行ってきました。
 9月の頭に本流域に入ったのですが、その時も水が高く遡行するのに苦労しました。以前は、多少増水していても強い濁りが入らない限り、平気で釣りをしていました。かえって人もおらず、ポイントも絞りやすく、好都合ぐらいに思っていました。人が渡れない所を渡り、人が届かない所を釣る。そんな釣りを好んでいました。しかし、前回の釣行で辛さを感じてしまいました。以前は立ち込むことのできた流れにも立てず、対岸の好ポイントを諦め、渡れた流れも渡れず、何度もフリークライムのような高巻きを強いられ、心身ともに疲労し釣りに集中できませんでした。一言で言うと「歳」です。大物が釣れてちょっとしたスリルと冒険を伴う釣りが楽しかったのですが、今は楽に釣りたい、そう思ってしまいました。残念ながら歳にはかないません。

 ということで、増水の本流は速攻諦め、いざ上流域へ。
 上流域も当然増水していましたが、本流域と比べればなんのその。ちょろいもんです。釣果の方は、尺を1本、28cm一つ、25cm前後が数匹、20cm以下の小さいのが数匹でした。

 大岩の間の水深のあるポイントで、毛針に反応した白っぽい魚影が、ゆっくりと浮き上がってきましたが、毛針を咥えずに流れの中に消えて行きました。はっきりとは見えませんでしたが、あのゆったりとした動きからしてきっと大物です。
 毎回、思うのが釣れなかった魚のことです。立ち位置、毛針を打つタイミング、流し方、何かが間違っているのです。
 今シーズン、尺を2本釣りましたが尺上が釣れません。尺でも十分大きいのですが、尺上と尺とではまるで別物です。贅沢な話ですが、物足りなさを感じます。

 また、明日からの雨でせっかく下がりかけた水位がまた上がってしまわないか心配ですが、今シーズン最後の釣行を本流で締めたいと思います。そして、尺上を・・・。


淵の巻き返し、流心の際から出た尺アマゴ。すっかり婚姻色が出ています。

上と同じ尺アマゴ。鼻曲がりでいかつい顔です。

最後にかけた28cmのアマゴ。淵の流れ込み、岩盤の際から出ました。

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