しかし、そんなことをせずとも子どもたちは自然が大好きに育ち、野に放てば何もなくともいつまでも遊んでいる。そして、子どものためにと始めたはずが、今では子どもほったらかしで自分がのめり込んでしまった。始めたばかりの頃は、まだ5歳の長男に竿を持たせ、自分は背中に次男を背負い、胸には三男をだっこしてテンカラをやったこともあった。(子連れテンカラ師)解禁当初の谷に一家総出で出かけ、寒空の下、妻に子どもたちを預け自分はテンカラに没頭したこともあった。(おかげで、山が嫌いでなかった妻も今では大嫌いになってしまった。)
数ある釣りの中で何故テンカラを選んだのかというと、道具立てがシンプルだったからである。(金がなかったからというのも理由の一つ)竿一本、糸と毛鉤それさえあればどんな状況でも対応できる。風呂敷的なところが気に入ったのである。それさえあれば使い方次第で何にでも対応できる、万能なもの。物事の本質や心理を追い求めていた自分には直感的に「これだ」と思えた。しかし、その存在は知っていたものの学ぶ術がない。インターネットや数少ないテンカラの書物からの拙い知識だけで始めてみたものの・・・釣れない。独学でのキャスティング練習、川も流れも見れず何も知らずの実釣を半年くらい続け、このままではどうにもならないと思った時、自分に一筋の光が射した。
それが、師匠、テンカラの鬼、
榊原正巳氏である。
つづく
2 件のコメント:
三人も子供いたんだ。
知らんかった。
いいお父さん目指してたのね。
鬼師匠と出会うまでは・・・・(笑)。
懐かしいね。その頃がgorkyさんと出会った頃ですね。初めて逢ったのは、たぶん石徹白だったと思います。月日の経つのは早いものですね。
P.S. 全然別件で申し訳ないですが、おめでとうございます! 飲み会、しましょう。川以外で飲むのは初めてかなぁ。
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