2011年8月10日水曜日

プチ遭難釣行〜前編〜


  7日(日)からホームに行ってきました。前日の夜にネットで川の状態を調べた時には,いい状態になっていたのですが,早朝川に着いてみると,まさかの濁流。後で分かったのですが,前日の夕方かなりの雨が降ったそうです。
諦めて,上流の本谷へ。すると本谷の入り口が土砂崩れで車が通ることができず,徒歩で釣り場へ移動することに・・・。何とも幸先の悪い釣行のスタートです。



本谷は本流の増水濁流とは打って変わって,水は少なく透明でした


橋の下で昼食をとりながら休憩
愛竿DAIWAのTLとSIMMSのG3ガイドウェーダー,Head Watersシューズ,Patagonia Storamfront Hip Pack



日中時間潰しに,セルフ撮影
岩の上にカメラを置いて,動画モードで撮影





U沢からの濁りがアッとういう間に川をカフェオレ色に・・・

これからという時に,土砂降りの夕立に遭い濁りが入り始めたので夕間詰めを諦め,この日は終了しました。


早朝は魚の反応はあったもののなかなか喰わせきれず,日中は当然,アタリはなくなり結局またもやボウズ。釣れたのは,合わせないようにしていたのにピックアップする時に掛かってしまうチビアマゴだけでした。

中電の放水口から濁流が本流に流れ込んでいました

K沢からの流れ
朝は茶色だったのに夕方には回復してきて,本流と逆転しています。


山菜と海老の天ぷらが付いた天盛りそば
季節の珍しい山菜とトマトの天ぷらが絶品,大きな海老が2本も付いてボリューム満点です

 泊まりで釣ろうと思っていたのですが,諦めて帰ることに。帰路の途中,丸西屋さんに寄ってそばを食べがてら,ご主人のK田さんから最近の川の状況について話をききました。


 今年の濁りの原因は中電の廃砂だそうです。増水する度に水と一緒に底に溜った泥を流しているそうです。その泥は一気には流れず,下流部に体積するそうです。上流部が澄んでいて下流部の濁りがとれないのは,このためです。自然な土砂崩れによる濁りはここまで残らないそうです。また,たしかに川の回復力が落ちているとも言っていました。それは,ひとつには採石による影響が大きいと言うことです。詳しくは分かりませんが,下流部で砂を採れば採るほど,上流部には砂が堆積するということでしょうか。温泉小屋のNさんの話によると,どんどん川が下に下がっているそうです。下流部の採石により上流部の川床が掘れ,流れも大きく変わりやすくなるとのことです。昔は深い淵が沢山あったそうですが,今は瀬が増えています。川床が掘れるのに,瀬が増える?矛盾するようですがこれが実状です。
いずれにしろ,堰堤で土砂をせき止めたり下流で採石したりと,自然な土砂の流れが崩されることで,川の状況を悪化させ回復力を低下させていることに間違いなさそうです。




そば屋を出た時には,すっかり雨も上がり晴れ間が・・・


 Kさんに今日の夕立による濁りの話をすると,一気に降った雨の濁りは速く回復すると言われたので,迷った末,温泉小屋に引き返し翌日に期待することにしました。
今思えばこの時,帰っていれば良かったのですが・・・・。



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